10月19日、第15回厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(委員長=金澤一郎・国際医療福祉大大学院長)が開催されました。協議には、難病対策では異例ともいえる厚生労働副大臣がフル参加する姿があり、同省の難病対策の見直しへの強い意志を感じます。
今回は、難病対策の対象疾患の選定基準となっている難病の定義について、不公平感を解消するなどの観点から、見直しに向けた検討を進めることで合意、次回以降、専門の研究者や当事者らからヒアリングを行い、対策の対象となる「難病」の考え方について整理することで合意しました。
また、この日の協議では、難病対策全般の見直しに向け、これまでの議論を踏まえた論点を厚生労働省が説明。公平性をめぐる定義の整理のほかに、医療費の助成に対する都道府県の超過負担が増大している中、制度の安定性をどう確保するかという問題や、雇用・就労などを含む総合的な施策の検討といった観点が示されました。
詳細は、追ってお知らせします。
資料はこちら(厚労省のHP)
2011年10月20日