JPA国会請願2021

名 称 「難病・長期慢性疾病・小児慢性特定疾病対策の総合的な推進を求める」国会請願
主 催 日本難病・疾病団体協議会
署名数
36万578筆
国 会
第204回国会(常会) 
結 果

衆議院:採択の上内閣送付 /令和三年6月16日
参議院:採択の上内閣送付 /令和三年6月16日

衆議院紹介議員一覧   参議院紹介議員一覧

紹介
議員数
172名
請願項目
  1. 未診断疾患を含めた難病の原因究明、治療法の早期開発、診断基準と治療体制の確立を急ぎ、指定難病対象疾病の拡大及び国民への難病に対する理解と対策の周知を進め、人権教育・啓発の推進を図ってください。
  2. 難病患者と家族が地域で尊厳を持って生活していくことができるよう、長期にわたり治療を必要とする難病や長期慢性疾病患者の医療費をはじめとする経済的負担の軽減を図るとともに、障害者総合支援法による福祉サービスの提供、人材の確保と研修の充実などの政策をさらに進めてください。
  3. 難病や小児慢性特定疾病のこどもに対する医療の充実を図り、成人への移行期医療を確立してください。また、医療的ケアの必要なこどもたちの教育を保障してください。
  4. 全国のどこに住んでいても我が国の進んだ医療を受けることができるよう、専門医療と地域医療の連携を強化してください。また、医師、看護師等専門スタッフの不足を原因とする医療の地域格差を解消し、リハビリや在宅医療の充実を図ってください。
  5. 就労は難病患者にとって、経済的な側面のみならず、社会参加と生きる希望につながるものです。そのため、幼児期からの教育の保証、障害者雇用率の対象とすることによる就労の拡大や就労支援を充実してください。
  6. 「全国難病センター」(仮称)の設置等により、都道府県難病相談支援センターの充実や一層の連携、患者・家族団体活動への支援、難病問題の国民への周知等を推進してください。

[報告]
 今年も昨年に続いて新型コロナウイルス感染症の影響受け、
中止となりました。そのため、全国各地から集められた360,578筆の署名簿は、昨年同様に事務局より200名の紹介議員の先生方へ郵送にてお送りし、それぞれの院へご提出いただきました。
 その後、審議の結果、国会会期末の6月16日に衆議院、参議院の両院で無事採択されました。これで両院での採択は6年連続となります。

 毎年の通常国会にて衆・参の厚生労働委員会に寄せられる請願の中で、採択されるものは1割~2割程度と大変厳しい中、6年連続で採択されたことは、請願にご協力いただきました皆様、採択にご協力いただきました国会議員の皆様のおかげに他なりません。
 請願にご協力いただきました皆様、採択にご協力いただきました国会議員の皆様に厚く御礼を申し上げます。(大坪)

2021年6月16日